愛犬への訓練士?ドッグトレーナー?誰が、どんな人が良いの?
最終更新: 2020年7月30日
この文章は、2019年11月18日 メルマガより
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最近気づいたので説明しやすくなりました。
それは・・・
昔の訓練方法はダメで今は行動学だから良
い、とか。
アメリカ式やイギリス式などの欧米式は良
くて日本式はダメとか。
これらについて全く違う解説がしたくなり
ました。
結構とっておきですよ!
私は、3つの理由から自分のやっているこ
とに自信があります。
なぜ?
①行動心理学を応用した訓練方法は30年
前から取り入れており、師匠はさらに30
年前にアメリカから日本にメソッドを取り
入れた人。
ここからが私のオリジナル。
②犬を指導するのは人。だから腕の動きや
足の可動範囲など「人体構造学」も取り入
れている。
③マーケティングを学ぶと、そちらの分野
では相手の人に意見の理解を深めてもらう
ために「脳を3つのタイプに分ける」考え
をしており、だから私も説明する際には脳
科学も取り入れて解説している。
つまり「物事への考え方」「行動」
「説明」とすべてに意識を高く持っている
からです。
本題は、3つの脳とは
①爬虫類脳
②哺乳類脳
③人間脳
人の進化で通っている脳の変化。人により
成長が大きい部位が違う事で起きるようで
す。
【重要】人の優劣をつけるものではありま
せん。どのタイプの人も役割を担う上では
必ず必要であり大切なことを忘れないで下
さい。
①爬虫類脳とは、「これして!」「この数
字目指すから!」と言われることがハッキ
リしていて頭に入りやすい。
②哺乳類脳とは、「ほらほらフワッーとし
てて・・・」や「ああ、こんな感じかな」
など抽象的で感覚的なとらえ方考え方。
③人間脳とは、理論、ことわりを重視し、
あいまいなことは受け入れにくい。「これ
やって!」と言われても内心「なぜ?」と
理由がわからないと納得できない。
③の人間脳は学校の先生に多いといわれ
る。
だから先生が先生の基準で指導すると全体
の3割、33%の生徒しかすんなりと受け
入れられないのである。
複合型が基本と思った方が良いと思います
よ。
私は、哺乳類脳と人間脳の複合型です。
だから行動心理に対する理解発想の展開が
容易であり、その発見をメソッドに落とし
込むのも苦にならない、といった具合です。
ここまで書いてようやく本題ですね。
(笑)
犬の訓練に関わらず昔は職人と呼ばれる
技術者は「見て覚えろ」が基本であり、
中には「言われたことだけやっていれば
いいんだ!」といった感じで過ごしてい
ました。
勘のいいあなたならもうお分かりですね。
「見て覚えろ」で成長した人は爬虫類脳
タイプでしょうね。
「言われたことだけやっていればいいん
だ」で成長できた人は、一つづつ技術知
識の引き出しを増やした爬虫類脳タイプ
でしょうね。
人間脳タイプは、想像ですが「理屈っぽ
い」と敬遠されたか、納得できずに辞め
ていったことでしょう。
時代が変わり、欧米の「レシピ」「メソ
ッド」という決まり事を学んで一定レベ
ルに到達する方法が広がりました。
アメリカの○○式
イギリスの○○式
などですか。
つまりその人の持つ脳タイプに合った
「犬の訓練」が学べる人のタイプが広が
り、訓練方法も多様化したと考えられま
す。
では「良い訓練士」とは誰?ってことで
すが、、、
その人の才能と依頼するタイミング(受
講する時期)により違うでしょう。
①爬虫類脳タイプの訓練士
長所:実直でどの犬のタイプもコピーし
たように同じ動きとレベルに達成させる
でしょう。
短所:いつあっても何年たってもほぼ変
わらない訓練をします。
②哺乳類脳タイプの訓練士
長所:閃きにより革新的な訓練方法を生
み出すかもしれません。哺乳類なので犬
と同化したような、見ていて楽しい訓練
をするでしょう。
短所:気分により日々の訓練にもムラが
起きるかも。説明が抽象的になりがちで
聞いても意味がわかり難いかな。
③人間脳タイプの訓練士
長所:とにかく論理的なので説明も丁寧、
進行を飛ばすことも無く順序だてている
のでわかりやすい。性格に客観性もある
のでいつ話しても変わらない安定感。
短所:行動あるのみ「いいからやって
よ!」「○○だと大変でしょ、だから急
いでほしい」と感情的に訴えても、どち
らも受け付けないでしょう。
また、レシピやメソッドを学んだばかり
は「最先端」かもしれないが、時代が経
過した際に自分で発展はさせていけない。
常に外部からの「更新」が必要です。
これらは簡潔に書いています。
実際には補助の脳タイプがある複合型で
あることが多い事を忘れないで下さい。