幼犬の育成にともなう必要な栄養価
2019年12月18日 メルマガより
あくまでも私の経験です。
離乳の時期
親のゴハンを子供たちと一緒に与えてい
て、子犬たちが食器に顔を入れ始めたら
親のゴハンを余るほどに作ります。
子犬は親の行動を見て興味を持つし、成
長に比例して必要になれば、もしくは食
事を食べるくらいの顎や飲み込む力、消
化能力が身につけば自然と食べられるよ
うにします。生後何日からなど正確な時
期は子犬は教えてくれないのです。任せ
ますね。
離乳食からおよそ生後3カ月程度までは
可能な限り食事は制限せずに子犬が食べ
られるようにします。
理由は、
①最適な量など子犬は教えてくれません。
繁殖家の自己満足、支配欲の充足のため
に量を調整しているに過ぎないと思って
います。
②胃を満腹状態に馴らしておかないと新
しい飼い主は子犬が欲しがれば可愛いか
ら「足りないと可哀そう」と食事を増や
すものです。そこで消化能力が満腹に追
いつかないと下痢をし、体調を急激に悪
化させるキッカケになります。
③子犬は、とにかく病気、体調を崩すと、
病と闘う力は「蓄え」しかありません。
保険のつもりで生後3カ月位の混合ワク
チンの接種がすべて終わるまでは必ず満
腹になるくらい与えます。
では、お腹を壊す子には?
もちろんそういう子には調整します。
しかし、食べ過ぎて下痢をするような内
臓の弱い子では、作業犬にもショードッ
グも無理でしょう。そういった子が生ま
れる系統は繁殖を止めます。
新しいご家族へお渡ししても、心配が絶
えませんし、医療費もかさみます。
そして生後4~6カ月、もしくは~10
カ月位までは犬種や大きさによりますが
、肉は付けずに骨を育てるために節制し
ます。
余計な体重があると中手部(手首)や飛
節(かかと)の関節が内側に入り、正面
や背後から見た際に「X脚」になってし
まいます。
ショードッグならもちろんですが、一般
家庭犬も健康上ならないに越したことは
ありません。
未成犬から成犬に向かう頃に、筋肉をつ
けるために運動量に適した栄養価の有る
食事を与えます。
ちなみに、ごはんだけで体の見た目(状
態)を作った場合、激しい運動を与える
と1週間程度でストンッと激やせします。
(笑)
まあ、その後も継続していくと本当の筋
肉が身についてきてガッチリした犬へと
変貌します。