子犬の社会環境に馴らす為の効果音は意味があるのか?
音楽CDの中には社会に暮らしていると耳にする踏切の音や汽笛の音が収録されている「全集」が存在する。ドッグスクールによっては幼犬(パピー)にはお預かり中聞かせて社会環境馴致を行っているというところもあるようですね。
自宅でもやった方が良いの?
いらないと思います。っていうか効果ないですね。全く無意味!
もう随分前になりますが、有名な音楽プロデューサーへトレーニングを指導したことからしばらくお付き合いがありました。そんなご縁から効果音による子犬へのアプローチを思いついた私は相談しました。するとSさんは「先生もご存じの通り私の愛犬Pも雷が大嫌いです。だからスタジオで音量マックス近くで雷音を響かせたのですが、まったく気にせず甘えていました。でも、実際の雷が聞こえるとパニックになります。子犬からのアプローチを先生が試みて成果があるなら是非教えてください。」と。
何回か数頭に試したのですが、気休めにもなりません。無駄なので止めるべきです。
いくつかの理由はあると思います。雷なら気圧の変化や電気的な変化が体感として犬は感じてしまうなどです。実際の音は、音として空気に振動が存在します。そのあたりの問題と捉えています。
子犬を抱っこしながら窓越しに外の音を聞かせるなどリアルにこだわった方が賢明だと思います。